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モバイル環境を整える

こんにちは。所長の辻です。

今回はモバイル環境ということで、外出先では何が一番いいのか考えてみました。

 

・公共無線LAN(有料・無料を問わず)を利用する

長所:

+コンビニや店舗、駅などにある(最近では高速バスなどにも導入されている)

+月額費用が比較的安い(Wi2など)あるいは携帯電話の契約に含まれている(Docomo Wifiとか)

+データ使用量の制限が特段定められていない

短所:

-速度がかなり遅い

-セキュリティー対応は端末側で行わないと漏洩の恐れがある

-VPNが使えないなど制限がある

-時間制限があったりする

-無料公共無線LANの場合、個人情報(大抵はメールアドレス)を提供する必要がある

 

・モバイルルーターを使用する

長所:

+パソコン、スマートフォン、タブレットを問わず接続できる(大体5台くらいまで接続可能)

+LTE(4G)回線があるところではどこでも使える

+SIMロックフリーのモバイルルーターを使用すればMVNO系(OCNモバイルワンなど)の格安SIMが利用できる

+公共無線LANより早い

+セキュリティー対策が公共無線LANよりも緩和できる(Firewallの設定など)

+使用目的に対する制限が特にない(VPNなども使用可能)

短所:

-モバイルルーターのバッテリーの状態に左右される(バッテリー切れになると使えない)

-データ使用量に制限がある(容量が大きくなるほど高くなる)

-有料無線LANサービスより高い(ルーター代+毎月の使用料)

-持ち歩くものが増える

 

・LTE内蔵端末を使用する

長所:

+パソコンやタブレット内に内蔵されているため、モバイルルーターを持ち歩かなくて済む

+機種によってはテザリングができるためモバイルルーター代わりになる(特にスマートフォンはテザリング機能は標準で付いてくる)

+LTEを利用した機能が使える(GPSなど)

+公共無線LANより早い

+セキュリティー対策が公共無線LANよりも緩和できる(Firewallの設定など)

+使用目的に対する制限が特にない(VPNなども使用可能)

短所:

-初期投資がかなり大きい

-SIMフリー端末になるとかなり機種が限定される

-キャリア系のタブレットを使用する場合、テザリング機能を使いたい場合はテザリング費が追加発生する(特にAU)

-データ使用量に制限がある

 

大まかな利点などをあげるとこんな感じでしょうか。どこで何を使用するか(したいか)によって変わってきますので選択する際には、事前に目的をリストアップし、費用対効果を検討したうえでご自分の利用方法にあったサービスを選んでいただければと思います。

当研究所でもご相談を承っておりますので、ご連絡いただければ対応いたします。